オートメーション道場

RPAツール「Automation 360」(旧Automation Anywhere A2019) の使い方についてまとめていきます。

Automation Anywhere A2019 トリガー機能の最近のニュース

A2019トリガー機能のニュース

Automation Anywhereはトリガー機能が特徴のひとつともいわれています。直近のいくつかのアップデートでトリガーに関する機能がいくつか更新、追加されていたので、まとめてみました。

目次

 

トリガー機能とは?

Automation Anywhereのトリガーについて知りたい方は、こちらの記事をまず見てみてください。

autodojo.hatenablog.com

 

 

トリガーの最近のアップデート

最近のソフトウェアアップデートでトリガーに関するものがいくつかありました。この中で注意すべきものに★をつけています。

 

A2019.19

Botデプロイ後に実行ユーザーに関する情報を取得する

AATaskExecutorシステム変数を使用して 、Botを実行したユーザーのユーザー名、名、名前、および電子メールを返します。BotがAttended Bot Runnerデプロイされている場合、この変数はログインしたユーザーに関する情報を返します。Botがトリガーによってデプロイされた場合、この変数は、そのBot Runnerライセンスに関連付けられたユーザーに関する情報を返します。

チェックボックスアクショントリガーの機能強化

チェックボックス要素を含むフォームが トリガーループパッケージ内で使用されている場合、[選択され値]および[選択されていない値]トリガーアクションを使用できるようになりました 。

トリガー用に同じデバイスBot CreatorとUnattended Bot Runnerに割り当てることはできません

以前のバージョンからこのEnterprise A2019リリースに更新した後、Bot CreatorまたはAttended Bot Runner割り当てられているデフォルトのデバイスを、トリガーを展開するためにUnattended Bot Runnerに割り当てることはできません。

A2019.18

アクティビティページの機能強化

キュー内のすべてのBot Runner(AttendedまたはUnattended)トリガーデプロイメントが、[アクティビティ] > [進行中]ページに表示されるようになりました。

A2019.17

トリガーをUnattended Bot Runner関連付ける場合の注意点★

<<2021/3/19更新>> Unattended Bot でトリガーがサポートされていないという表現はなくなり、Unattended Botに割り当てる場合の注意点が記載されるようにリリースノートが変更になっています。

トリガーはAttended Bot Runnerにのみ関連付けられる

トリガーは主に、Attended Bot Runnerライセンスのユーザーを対象としています。トリガーとUnattended Bot Runner の関連付けは、Automation Anywhereではサポートされていません。トリガーをUnattended Bot Runnerユーザーに関連付ける場合は、デフォルトデバイスのログイン資格情報を提供する必要があります。

トリガーをUnattended Botに割り当てる場合は、デフォルトデバイスがロックされていないことを確認してください。

 

ファイル/フォルダートリガーの拡張
  • ファイルとフォルダーのトリガーを使用すると、利用可能な任意のネットワークドライブを使用してBotを起動できるようになりました
  • フォルダートリガーの場合、スペース文字を含むフォルダー名を選択できるようになり、ボットは問題なく正常に実行されます。
  • キーストロークのシミュレーションがホットキートリガーで有効になっている場合、関連付けられているホットキーを利用してBotを複数回開始できるように改善されました。

 

★の部分の検証結果の詳細や、トリガーログの場所、複数ユーザーのサポートによるトリガーへの影響など、かゆい所に手が届く検証が、先日のAA de Knight #7のセッションで紹介されていました。

drive.google.com

 

2021/3/3更新: ビデオも公開されていたのでリンクを貼りました。

www.youtube.com

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