2021年のIDC MarketScape Worldwide Robotic Process Automation
今年のRPA市場の最新のMarketScapeがIDC社から発表されました。その内容を見ていきましょう。
目次
IDC MarketScape
IDC MarketScapeとは、IT市場における主要ベンダーの評価ツールであり、数多くのテクノロジー市場において定量的および定性的な情報に基づく評価をしているとのことです。ITベンダー各社の市場における成功(および、顧客のビジネスを支援する実行能力)につながる要因を基準として総合的に評価を行っており、ITベンダーの企業規模や製品/サービスの機能のみに注視した評価ではないとのことです。
ITベンダーは「ケイパビリティ(製品/サービス提供能力)」「戦略」の2つの軸でプロットされ、バブルの大きさが実績を表します。
この調査自体はほかの分野では昔からありますが、RPA市場の調査は2021年がはじめてのようです。
2021年のRPA市場
それでは内容を見ていきましょう。ほかのベンダーの評価と同様、UiPath、Automation Anywhere、続いてBlue Prismが来るところは似ています。
特徴は以下の通りです。
- UiPath、Automation Anywhere、Blue Prism、Pegasystemなどの古参ベンダーの実績がバブルの大きさで評価されている。Microsoftなどの新興ベンダーは評価が相対的に小さい。
- ほかの調査と比べると、EdgeVerve、Kryonといったベンダーが他を差し置いてかなり上位に食い込んでいる。