オートメーション道場

RPAツール「Automation 360」(旧Automation Anywhere A2019) の使い方についてまとめていきます。

Automation AnywhereがプロセスディスカバリーのFortressIQを買収

Automation AnywhereがプロセスディスカバリーのFortressIQを買収

2021年クリスマス休暇の時期にAutomation AnywhereがFortressIQというプロセスディスカバリーのスタートアップを買収したという話が入ってきました。

 

目次

 

FortressIQとは

FortressIQはPC操作のスクリーンショットをAIで分析して業務を見える化してドキュメント化するツールです。今回の買収では、このツールがAutomation Anywhereファミリーに加わることで、Automation 360がより強化されることになるということです。

FortressIQ

この企業はAutomation Anywhereのテクノロジーアライアンスパートナーでもあり、AAのページでは以下のように説明されていました。

FortressIQ は、データ主導型のデジタルトランスフォーメーションを実現します。模倣学習とコンピューター ビジョンを組み合わせた私たちの AI は、ワークフォースを観察することによって顧客のビジネスの詳細なニュアンスを学習します。ビジネスプロセスをドキュメント化するために必要なコストと労力を大幅に引き下げることによって、チームはすべての変革構想を特定、設計、および最適化するために必要なインサイトを確実に得ることができます。 当社のソリューションは人と同じように学習するため、統合、API アクセスは不要であり、独自または市販のアプリケーションと 100% 連携して、数週間で価値を生み出すことができます。

また、Automation Anywhereの主要パートナーの一社である日立ソリューションズも、FortressIQを扱っていました。そういう意味では、Automation AnywhereとFortressIQの相性は良いのでしょう。

 

ディスカバリーボットとの住み分けは?

さて、Automation 360には似たようなツールとしてディスカバリーボットがあります。PC操作のスクリーンショットを取得してこれをAIで解析して業務フローのパターンを得るということは、位置づけは同じようなツールになります。両者の画面のスクリーンショットを見ても、使い方は似ているように見えます。

 

両方のツールがどう住み分けられるのか、もしくは2019年にAA社が仏企業 Klevopsを買収して、そのテクノロジーがAARIとして登場したように、FortressIQがディスカバリーボットに吸収されるのか、今後の展開が楽しみです!

 

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