A2019.19リリース情報
Automation Anywhere A2019は2019年10月にリリースされてからほぼ毎月、新しいビルドがリリースされ続けています。今回、2月5日にA2019.19 Community Edition、2月11日にオンプレミスや有料版のEnterprise Editionが出ました。A2019.19の内容を見て行きましょう。
目次
- A2019.19のリリースノート情報
- レコーダーでMozilla Firefoxサポート
- アプリ統合パッケージでの新アクション「Capture scrollable text」
- Citrix VDIでの自動ログインサポート
- Citrix上のWindows 10 Enterpriseでマルチユーザーデバイスのサポート
- データテーブルの列のデータ型変更新アクションと書き込み時のエンコーディング変更
- 新しいシステム定数-改行文字
- Bot Agentの診断ユーティリティAADiagnosticUtility.exe
- 過去のリリース情報を追うには
A2019.19のリリースノート情報
リリースノートは以下の場所にあります。が、英語です... 最新の情報はどうやら英語になってしまうようです。
この中から主なものを抜き出してみます。
※ちなみに、利用にはBot Agentの更新が必要で、バージョン18.19.8776を使う必要があります。
レコーダーでMozilla Firefoxサポート
Mozilla Firefoxのブラウザアドオンとして「A2019拡張機能」をインストールすることで、Mozilla Firefox上でのオブジェクトキャプチャができるようになりました。
アプリ統合パッケージでの新アクション「Capture scrollable text」
新アクション「Capture scrollable text」では、選択したウィンドウまたは選択したウィンドウ内の任意のコントロールからテキストを抽出し、変数に保存できます。ウィンドウ内の任意のコントロールをクリックすると、その特定のコントロールからテキストを抽出できるようになりました。
Citrix VDIでの自動ログインサポート
Citrix VDIで自動ログインがサポートされるようになりました。これにより、無人モードでのBotの展開が可能になります。
Citrix上のWindows 10 Enterpriseでマルチユーザーデバイスのサポート
Citrix上のWindows10 Enterpriseでマルチユーザーデバイスセッションがサポートされるようになり、複数のユーザーが同じデバイスに同時にアクセスできるようになりました。
データテーブルの列のデータ型変更新アクションと書き込み時のエンコーディング変更
新アクション「Change column type」では、データテーブルの列のデータ型を他のものに変更することができます。
また、「ファイルに書き込み」でANSIがデフォルトとなりました。
新しいシステム定数-改行文字
$String:Newline$という新しい文字列定数が追加されました。
Bot Agentの診断ユーティリティAADiagnosticUtility.exe
Bot AgentがインストールされているフォルダーにAADiagnosticUtility.exeというコマンドラインユーティリティが配置されます。プロキシ設定、ダウンロードエラー、Web Socketエラーのチェック、SSL証明書のダウンロードと検証、Control Roomとの接続チェックなどを行うことができます。Bot AgentからControl Roomにうまく接続できない際の診断に使うことができます。
C:\Program Files\Automation Anywhere\Bot Agent>AADiagnosticUtility.exe
Usage: AADiagnosticUtility.exe [OPTIONS] argument ...
-checkProxy CR_URL
Check the proxy settings on this device
-checkDownloadError CR_URL
Check if there are any download errors
-checkWSError CR_URL
Check if there are any Web Socket errors
-importSSLCertificate path_to_ssl_certificate
Import the specified SSL Certificate
-list
List all the deployment details for this device
-ping CR_URL
Check if CR is reachable
-validateSSLCertificate CR_Url
Validate SSL Certificate
-configProxy CR_URL
Configure proxy credentials on this device
-importProxy CR_URL
Import proxy from the current user space to the System user space
過去のリリース情報を追うには
また、以下の記事で過去のリリースノートの概要が見られるようです。
こちらの記事でも、過去のオフィシャルリリースノートが一覧になっています。