Automation 360 v.21 のパッチ情報
6月9日にリリースされたAutomation 360 v21ですが、複数回のパッチ (ビルド9604、9637、9664)がリリースがされています。Automation Anywhereでは、2021年に入ってリリースされたA2019.18より、リリースに対してパッチを出す戦略に変更しているみたいです。そのため、リリース同士の間隔は、従来の1ヶ月単位よりも開く傾向にあるようです。
Automation 360 v.21 (Community Edition, Cloud Sandbox) のリリース情報
Automation 360 v.21 (Enterprise Edition) のリリース情報
目次
Automation 360 v.21 のリリースノート情報
最新情報が記載されたリリースノートは以下の場所にあります。良いニュースとして、最近は、日本語の翻訳も少し前の版をベースに、されてきています。最新情報を得るには、やはり英語版を見る必要があります。
英語:
日本語:
サーバー側の変更
気になる変更を太字にしました。
- AARI Cloudビルドが以前のリリースからこの現在のリリースに更新された後、空のテーブル、チェックボックス、またはテキストボックスを含むフォームを含むプロセス展開が失敗した(Service CloudケースID 00788255)。
- 英語以外の言語で、リクエストビューページのレイアウトが変わった(ServiceCloudケースID00772925)。
- プロセスエディタの警告メッセージは、UTF-8エンコーディングがされず、文字化けした文字が表示された(ServiceCloudケースID00781891、00784947)。
- 同じデバイスで、事前にAttendedライセンスなしユーザーがAARIアシスタントアプリケーションに接続すると、別のAttendedライセンスありユーザーはAARIアシスタントアプリケーションにリダイレクトされない。
- ユニバーサルレコーダーを使って、アプリケーションでキーストロークアクションをキャプチャできない(ServiceCloudケースID00785310)。
- 埋め込みリソースフォルダーにファイルがないため、Recorderパッケージの使用に問題が発生した(ServiceCloudケースID00776315、00777786、00775209、00788523、00797261、00795511、00785246)。
- Automation 360 Cloudが以前のリリースからこのリリースに更新された後、ボットデプロイメントがキューでスタックした(ServiceCloudケースID00784333、00784890、00784382、00784338)。
- 複製したボットが、チェックイン時に依存関係を失う(ServiceCloudケースID00780756)。
- プロセスカードのプロセスサイクルで記録期間が正しく更新されず、記録されたステップがレコーダーによってキャプチャされなかった(ServiceCloudケースID00790884、00781022)。
レコーダーのバグやボットの依存関係が失われるという結構重大なバグが治っています。
Bot Agent の変更
Bot Agentもv21になったあとにアップデートされています。21.82にアップデートすることが推奨されています。
ブラウザ拡張を最新版に
Google Chrome(バージョン1.2.0.0)、 Microsoft Edge(バージョン1.2.0.0)、およびMozilla Firefox (バージョン1.2.0.2)のAutomation 360拡張機能には、次の機能強化が含まれるようになりました。
- インターフェイストリガーでのHTMLボタンとテキストアクションのサポート
- Recorderパッケージを使用したテキストボックスとチェックボックスのデフォルトの検索条件の拡張。
- Recorderパッケージを使用してXMLで無効な文字を含むオブジェクトをキャプチャするための修正。
- デフォルトのブラウザ(Google Chrome)検索ページを使用したDiscoveryBotレコーダーの修正。
過去のリリース情報を追うには
また、以下の記事で過去のリリースノートの概要が見られるようです。
こちらの記事でも、過去のオフィシャルリリースノートが一覧になっています。