オートメーション道場

RPAツール「Automation 360」(旧Automation Anywhere A2019) の使い方についてまとめていきます。

文字列が含まれるかチェックする

文字列が含まれるかチェックする

指定した文字列が含まれるかを調べるには「文字列 : 検索」アクションを使います。

目次

 

「文字列 : 検索」アクションを使う方法

 例題として以下の文字列に大文字の「GOTO」が含まれるかどうかを判定します。

今日からGoToキャンペーンを開始します。

「文字列 : 検索」(String : Find) アクションの使い方

ソース文字列内の指定の文字列を検索します。

 

入力:

 フィールド名  型  説明

ソース文字列
(Source String)

文字列   処理する文字列
文字列を検索
(Find string)
文字列  検索する文字列
検索時
(When finding)
選択肢 「大/小を区別」or「大/小を区別しない(デフォルト)」
"検索文字列"は次のとおりです。
(The "find string" is)
選択肢 正規表現」or「非正規表現(デフォルト)」
開始 (オプション)
(Start from (optional))
数字 ソース文字列内での検索開始位置 (デフォルトは1)

 

出力:

 フィールド名  型  説明
出力を変数に代入
(Assign the output to variable)
数字 出力を格納する変数を指定。文字列が見つからない場合は0、見つかった場合は1以上の数字で位置を表す。

 

解法:

  1. 数字型変数 $n$ を作成しておきます。
  2. 「文字列 : 検索」アクションを配置します。
  3.  アクションの詳細パネルで以下を指定します。
    • 「ソース文字列」に「今日からGoToキャンペーンを開始します。」を指定します。
    • 「文字列を検索」に「GOTO」を指定します。
    • 「検索時」は「大/小を区別」を選択します。
    • 「出力を変数に代入」に「$n$ - 数字」を選択します。
  4. 「メッセージボックス : メッセージボックス」アクションを配置してアクションの詳細パネルの「表示するメッセージを入力します」に $n.Number:toString$ を指定します。
  5. 保存して実行します。

結果:

「0」となります。

 

アクションの詳細で「検索時」に「大/小を区別しない」を選択した場合の結果は「5」となります。

 

$n.Number:toString$の書式は「型キャスト」を使っています。詳しくは『四則演算や変数の型変換を簡単に行う』を参照してください。

 

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