オートメーション道場

RPAツール「Automation 360」(旧Automation Anywhere A2019) の使い方についてまとめていきます。

ある日突然AARIアイコンがデスクトップに!?

ある日突然AARIアイコンがデスクトップに!?

朝、パソコンのデスクトップを見たら、身に覚えのない「AARI」というアイコンがデスクトップにあった話です。

目次

 

何やら覚えのないAARIアイコンが突然デスクトップに...

今朝、電源を入れっぱなしにしていたパソコンのデスクトップを見たら、何やら怪しいアイコンが増えていました。

 

AARIアイコン

このアイコンは自分でインストールした覚えはない。ウイルスかマルウェアにでも感染したか!?と焦ったのですが、アイコンを見るとオートメーション・エニウェアの "A" マーク、すると、マルウェアというわけでもないだろうということで、このパソコンにBot Agentがインストール済みだったことも思い出して、心当たりを探ってみました。

 

すると、前回、A2019.20のサービス更新で、「Bot Agentの更新がシームレスに」という機能が追加されたことを思い出しました。

autodojo.hatenablog.com

今回、 Bot Agentのバージョンを20.17.9493に更新する必要がありましたが、インストーラを明示的に起動することなくシームレスにアップデートが行われました。

 

Windowsのアプリと機能の画面を見てみると、Bot Agentのバージョンが21.80.10265に自動でアップデートされているのがわかりました。

アプリと機能のBot Agentのエントリ

アプリと機能のBot Agentのエントリ

突然アイコンができていたのにはびっくりしましたが、Bot Agentの自動更新は、クラウドでAutomation 360の新しいビルドがアップデートされるタイミングを知るのにも役立てることができそうです。

 

AARIアイコンの機能

せっかくなので、新しくできたAARIアイコンの内容も少し記載しておきます。

このアイコンは以下のコマンドを実行し、PowerShellスクリプトを実行するためのものです。

C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe -ExecutionPolicy ByPass -File "C:\Program Files\Automation Anywhere\Bot Agent\aarishortcut.ps1"

aarishortcut.ps1の中身は以下のようになっています。Google Chromeを起動してAARIの画面を表示するもののようです。

$response = Invoke-WebRequest -Uri "http://localhost:22113/v1/registration" -ContentType "application/json"$response = Invoke-WebRequest -Uri "http://localhost:22113/v1/registration" -ContentType "application/json"
if ($response.statuscode -ne '200'){ [System.Reflection.Assembly]::LoadWithPartialName('System.Windows.Forms')    [System.Windows.Forms.MessageBox]::Show("Unable to connect to the Control Room.  Try again later.", "Not Connected to the Control Room", [System.Windows.Forms.MessageBoxButtons]::OK, [System.Windows.Forms.MessageBoxIcon]::Warning)    exit}
$crUrl = ConvertFrom-Json $response.Content | Select-Object -expand "crUrl"Start-Process "chrome.exe" -ArgumentList "--chrome-frame --start-maximized --window-size=340,650 --resizable=0","--app=$crUrl/aari/#/assistant"

このアイコンをダブルクリックすると、Chromeの画面で以下のようにログイン画面が表示されます。ここでログインすると、エンドユーザーがAARIを使うための画面が出てきます。(ただし、AARIを使うためには、あらかじめAARIの構築や事前設定が必要です。)

AARIへのログイン画面

AARIへのログイン画面

 

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