オートメーション道場

RPAツール「Automation 360」(旧Automation Anywhere A2019) の使い方についてまとめていきます。

文字列をすべて小文字にする

文字列をすべて小文字にする

文字列の中の大文字をすべて小文字にするには「文字列 : 小文字」アクションを使います。型キャストを使う方法もあります。

目次

 

例題として以下の文字列の中の大文字を小文字に変換した文字列を取得します。この文字は文字型変数 $s$に入っているものとします。

ABCABC

 

「文字列 : 小文字」アクションを使う方法

「文字列 : 小文字」(String : Lowercase) アクションの使い方

ソース文字列を小文字に変換します。

 

入力:

 フィールド名  型  説明

ソース文字列
(Source String)

文字列   処理する文字列

 

出力:

 フィールド名  型  説明
出力を変数に代入
(Assign the output to variable)
文字列 出力を格納する変数を指定 

 

解法:

  1. 「文字列 : 小文字」アクションを配置します。
  2.  アクションの詳細パネルで以下を指定します。
    • 「ソース文字列」に「$s$」を指定します。
    • 「出力を変数に代入」に「$prompt-assignment$ - 文字列」を選択します。
  3. 「メッセージボックス : メッセージボックス」アクションを配置してアクションの詳細パネルの「表示するメッセージを入力します」に $prompt-assignment$ を指定します。
  4. 保存して実行します。

結果:

「abcabc」となります。

 

※全角文字の大文字も全角文字の小文字に変換されます。

 

型キャストを使う方法

四則演算や変数の型変換を簡単に行う』に記載のある型キャスト$s.String:lowercase$を使います。

 

解法:

  1. 「メッセージボックス : メッセージボックス」アクションを配置してアクションの詳細パネルの「表示するメッセージを入力します」に $s.String:lowercase$ を指定します。
  2. 保存して実行します。

結果:

「abcabc」となります。

 

※全角文字の大文字も全角文字の小文字に変換されます。

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