Automation Anywhereとは
Automation Anywhereはグローバルで最も使われているRPAソフトウェアのひとつです。世界中で4,000社以上の組織で260万以上のロボットが本番稼働しているということで、これは世界中で労働人口が180万人増えているようなものです。世界最大の人材派遣会社といった感じですね!
アメリカのカリフォルニア州に本社があり、創業20年近くになるRPAの老舗で、Blue Prism、UiPathとともにグローバル3大RPAソフトウェアのひとつに数えられています。
技術的には以下のような特徴があります。
- サーバ型RPA
- 技術者でなくてもロボットが作れ、ローコード/ノーコードで内製化できるような作りやすさ
- RPA as a Serviceで提供される (サーバ型の機能とロボットの開発環境にクラウドを通してウェブブラウザでアクセス)
- トリガーによる稼働が可能で種類が豊富
- パスワードを安全に格納する仕組みがある
- 最小構成価格がサーバ型RPAとしては最も安い部類に入る
一方、以下は留意点です。
- デスクトップ型RPAの構成はない
また、AI-OCRのような製品である「IQ Bot」と呼ばれる製品が組み込まれていることも大きな違いです。
日本に参入したのが2018年と、他の3大RPAソフトウェアに比べると一番後発だったため、日本語での情報が少なかったのですが、最近は日本語の書籍も連続して発売されていたり、インターネット上での各種情報も日本語で充実してきた感じがあり、始めやすくなっているように思います。もちろん製品もUIやドキュメント、トレーニング等は日本語です。
小規模企業、開発者、学生などが無料で使えるCommunity Editionや、無償トライアルも利用可能で、ウェブ上からすぐに申し込めるため、気軽にさわってみることもできるようになっています。
このオートメーション道場でも使い方を紹介していきますので、ぜひ使ってみてください!