ファイルとフォルダーの基本操作
ファイルやフォルダーの操作は通常エクスプローラやコマンドプロンプトから行いますが、RPAもいろいろなアクションで同様の操作を行うことができます。
目次
「ファイル」「フォルダー」アクション
ファイルやフォルダーに対しては、通常操作するような「コピー」「移動」「削除」「作成」「名前の変更」「ショートカットの作成」や、ZIP作成/解凍もできます。ファイルの種類に関連付けられているアプリでファイルを開いたり、印刷もできます。
また、これらの操作はひとつのファイル/フォルダーに対してだけではなく、特定の条件 (作成日、更新日、サイズ)に対してファイル名のワイルドカードで指定することで複数のファイル/フォルダーを一括して処理することが可能です。
具体的にできる操作については以下の記事を参照ください。
「ファイルに記録」アクション
ひとつだけ独立したパッケージになっているのが「ファイルに記録」アクションです。これは、テキストファイルに出力するときに使います。あらかじめ他のアクションでファイルを開いてセッションを作っておく必要はなく、書き出したいときに都度ファイル名を指定して書き出します。上書き、もしくは追加ができます。ログの出力が想定されています。
ループ処理と組み合わせてファイル/フォルダーを列挙する
もうひとつ覚えておいた方がいいのが「ループ」アクションとの組み合わせです。反復子の中に「フォルダーの各ファイルに対して」「フォルダー内の各フォルダーに対して」があります。
いずれも指定されたフォルダーの中のファイル名またはフォルダー名がループの繰り返し毎にひとつずつ列挙されます。ファイル名は辞書型変数にファイル名本体と拡張子に分けて格納されるので注意が必要です。