Excel データを配列変数に読み込む

Automation Anywhere A2019 で Excel ワークブックの中のデータを配列変数に代入するには、「Excelの高度な操作」パッケージの「ワークシートをデータテーブルとして取得」アクションを使います。

目次

例題として、以下の表を持つExcelワークブックを開いて配列変数に読み込むことを考えます。

	A	B
1	A1	B1
2	A2	B2
3	A3	B3
4	A4	B4

「Excelの高度な操作」パッケージの「ワークシートをデータテーブルとして取得」アクションを使う方法

Excel/Office のインストールが必要です。

「「Excelの高度な操作 : ワークシートをデータテーブルとして取得」(Excel advanced: Get worksheet as data table) アクションの使い方 指定のワークシートからデータテーブルを作成します このアクションは、xlsx、xls、xslb、xlsm および csv ファイルで有効です。 入力:  フィールド名  型  説明 ワークシート名を入力 (Enter worksheet name) 選択肢 「アクティブなワークシート」または「特定のワークシート」(この場合はシート名を文字列で指定) を選択。 シートにヘッダーを含む (Sheet contains a header) チェックボックス シート内のデータ表の先頭行をヘッダーとみなす場合はONにします。 Read option 選択肢 「Read visible text in cell」または「Read cell value」を選択します。 セッション名 (Session name) セッション セッション名 (デフォルトは "Default") 出力:  フィールド名  型  説明 値を変数に代入 (Assign value to the variable) テーブル 出力を格納する変数を指定

解法:

1. テーブル型変数$table$をあらかじめ作成しておきます。
2. 「Excelの高度な操作 : 開く」アクションを配置して対象のファイルを開きます。
3. 「Excelの高度な操作 : ワークシートをデータテーブルとして取得」アクションを配置します。
4.  アクションの詳細パネルで以下を指定します。
• 「ワークシート名を入力」で「アクティブなワークシート」を指定します。
• 「値を変数に代入」に「table - テーブル」を指定します。
5. 「メッセージボックス : メッセージボックス」アクションを配置してアクションの詳細パネルの「表示するメッセージを入力します」に以下を複数行テキストで指定します。
   $table[0][0]$
   $table[1][0]$
   $table[2][0]$
6. 保存して実行します。

結果:

メッセージボックスが表示され、以下のテキストが表示されます。

A1
A2
A3