フォルダ内の各ファイルに対して繰り返す
Automation Anywhere A2019 で 特定のフォルダ内の各ファイルに対してファイル操作処理を行うには、「ループ」アクションで反復子でファイル関係の条件指定を行います。
目次
「ループ」アクションで反復子でファイル条件を使う方法
「ループ : ループ」(Loop : Loop) アクションの使い方 (反復子=ファイル) break までループで操作を繰り返します
入力:
出力:
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解法:
- ディクショナリ型 (Subtype=文字列型)変数$filelist$をあらかじめ作成しておきます。
- 「ループ : ループ」アクションを配置します。
- アクションの詳細パネルで以下を指定します。
- 「反復子」に「ファイル : フォルダーの各ファイルに対して」を指定します。
- 「フォルダーパス」に「C:\」を指定します。
- 「ファイル名と拡張子をこの変数に代入」に「filelist」を指定します。
- ループの中に「メッセージボックス : メッセージボックス」アクションを配置してアクションの詳細パネルの「表示するメッセージを入力します」に $filelist{"name"}$.$filelist{"extension"}$ を指定します。
- 保存して実行します。
結果:
メッセージボックスが1ファイルずつ表示されます。(以下は例)
pagefile.sys
swapfile.sys
...
注意:
この手法では、指定したフォルダ内のすべてのファイル (ファイル名、拡張子、作成日時、更新日時、ファイルサイズ、ファイル属性などの条件にかかわらず)の一覧が取得されます。隠しファイルやOSによって保護されているファイルもすべて取得されます (つまりエクスプローラで見ると何も表示されていなくても、このアクションではリストが取得される場合があります)。かつ、取得されるファイルの順番についてはランダムです。特定の順番通りに並べたファイル一覧を取得するには、「フォルダ内の各ファイルを新しい順に繰り返す」の方法を参考にしてください。 特定の条件 (ファイルサイズ、更新日時など)に合致するファイル一覧を取得するには、「フォルダ内の特定条件を満たすファイルに対して繰り返す」の方法を参考にしてください。