Excelマクロを実行する
Automation Anywhere A2019 で Excel マクロを実行するには、「Excelの高度な操作」パッケージの「マクロを実行」アクションを使います。
目次
例題として、Book.xlsmのSheet1のモジュールの中に以下の関数を呼び出してみましょう。
Sub Start(a As String, b As Integer)
MsgBox a & b
End Sub
「Excelの高度な操作」の「マクロを実行」アクションを使う方法
Excel/Office のインストールが必要です。
「Excelの高度な操作 : マクロを実行」(Excel advanced : Open) アクションの使い方 Excel ワークシートでマクロを実行します。このアクションは、xlsx、xls、xslb、xlsm ファイルで有効です。
入力:
|
解法:
- 「Excelの高度な操作 : 開く」アクションを配置して "Book.xlsm" を開くよう設定します。
- 「Excelの高度な操作 : マクロを実行」アクションを配置します。
- アクションの詳細パネルで以下を指定します。
- 「マクロ名」に「Book.xlsm!Sheet1.Start」と指定します。
- 「マクロ引数」に「"Hello ", 12345」を指定します。
- 保存して実行します。
結果:
Book.xlsmが開いた後、「"Hello "12345」とメッセージボックスが表示されます。
メモ:
ロボット実行時に、Excelマクロ実行時に、以下のようなエラーが出ることがあります。
この場合は、ロボットからExcelマクロを呼び出すところで文法エラーが起きている可能性があります。以下のようなことを調べてみてください。
- マクロ名が正しく指定されているか、存在するか、指定の仕方が間違っていないか。フルパスで指定しておくことをお勧めします。つまり、"Start"や"Sheet1.Start"でなく、"Book.xlsm!Sheet1.Start" という形式で指定しておくことをお勧めします。
- 引数の数や型があっているか。