オートメーション道場

RPAツール「Automation 360」(旧Automation Anywhere A2019) の使い方についてまとめていきます。

文字を太字にする

文字を太字にする

Automation Anywhere A2019 でExcelのセルでフォントを太字に変更するには、「キーストロークのシミュレーション」アクションを使ってショートカットキーで操作します。

目次

 

例題:

Excelで開かれたワークブックの現在のセルのフォントを太字に変更します。(すでにExcelとワークブックが開かれていることを前提とします)

 

 

「キーストロークのシミュレーション」アクションを使う方法

Excel/Office のインストールが必要です。

 

「キーストロークのシミュレーション」(Simulate keystrokes) アクションの使い方

選択したウィンドウにキーストロークを挿入します。

 

入力:

 フィールド名  型  説明

ウィンドウを選択 (Select window)

ウィンドウ Browser / Application / 変数から選択。Browser / Applicationの場合は、ドロップダウンから適切なウィンドウ名を選択します。
キーボード操作
(Keystrokes)
選択肢 キーボード操作または資格情報かを選択します。
キーボード操作で入力 (Enter keystrokes here) 文字列

【キーボード操作を選択した場合のみ】

ショートカットキーを文字列で指定します。ファンクションキーなど特殊キーを指定する際にスクリーンキーボードを利用することもできます。代わりに文字列変数の指定も可能です。

資格情報を選択 (Select a credential) 資格情報

【資格情報を選択した場合のみ】

資格情報または資格情報変数を選択します。

各キーボード操作間の遅延 (ミリ秒) (オプション)(Delay between each keystroke in ms (optional))

数字 キーボード操作の間の遅延時間をミリ秒で指定できます。(デフォルトは10)

 

解法:

  1. 「キーストロークのシミュレーション : キーストロークのシミュレーション」アクションを配置します。アクションの詳細パネルで以下を指定します。
    • 「ウィンドウを選択」で「Application」を選択します。「ウィンドウを更新」ボタンを押して、ドロップダウンからExcelのウィンドウを選択します。
    • 「キーボード操作」フィールドに以下を追加します。(Excel 2019の場合)
      "[Alt Down]h1[Alt Up]"
  2. 保存して実行します。

結果:

現在のセルのフォントが太字に変更されました。

 

注意: ショートカットキーの内容はExcelのバージョンによって異なる場合があるので、対応するExcelのバージョンで動作するかご確認ください。

適用済みのセルで通常に戻すときも同じコマンドです。

  

 

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