オートメーション道場

RPAツール「Automation 360」(旧Automation Anywhere A2019) の使い方についてまとめていきます。

VBScriptを実行

VBScriptを実行

Automation Anywhere A2019でVBScriptを実行するにはVBScript」パッケージを使います。

目次

 

VBScript」パッケージを使う方法

 VBScriptパッケージには「開く」「VBScriptを実行」「閉じる」の3つのアクションが含まれています。これらを順番に配置し、コードのファイルまたは内容は「開く」で指定、「VBScriptを実行」を実行するタイミングで引数を指定して実行します。「閉じる」は最後に配置します。

ちなみに、VBScriptで書かれたコードは、特にコードが長くなるとメンテナンスが難しくなったりエラー処理をきちんとする必要が出てきます。代替手段が他にない場合のみに、なるべく短いコードで使うことをお勧めします。

VBScript : 開く」(VBScript : Open) アクションの使い方

 VBScriptを開きます。

 

入力:

 フィールド名  型  説明

VBScript セッション
(VBScript session)

文字列   セッション名です。
VBScript
(VBScript)
選択肢

 「既存のファイルをインポート」or「手動インポート」

VBScript ファイル
(VBScript file)
ファイルパス 「既存のファイルをインポート」の場合:
VBScriptコードの書かれた外部テキストファイルのパス。
ここにスクリプトを入力します
(Enter script here)
コード 「手動インポート」の場合:
VBScriptコードを直接記載します。

 

VBScript : 関数を実行」(VBScript : Run function) アクションの使い方

 VBScript関数を実行します。

 

入力:

 フィールド名  型  説明

VBScript セッション
(VBScript session)

文字列   セッション名です。
実行する関数の名前を入力します (オプション)
(Enter name of function to be executed (optional))
文字列

 関数を実行する場合は関数名を指定。

パラメータ (オプション)
(Parameters (optional))
任意 関数に渡す引数。複数の場合はリスト型変数を渡す。

出力:

 フィールド名  型  説明
出力を変数に代入 (オプション)
(Assign the output to variable (optional))
文字列 出力を格納する変数を指定 

 

VBScript : 閉じる」(VBScript : Close) アクションの使い方

 VBScript スクリプトの実行セッションを閉じます

 

入力:

 フィールド名  型  説明

VBScript セッション
(VBScript session)

文字列   閉じようとしているセッション名を指定します。

 

解法:

  1.  「VBScript: 開く」アクションを配置します。
  2.  アクションの詳細パネルで以下を指定します。
    • VBScript」は「手動インポート」を選択。
    • 「ここにスクリプトを入力します」には以下を設定。

      MsgBox "ハローワールド!"

  3. 保存します。
  4. VBScript: 関数を実行」アクションを配置し、保存します。
  5. VBScript: 閉じる」アクションを配置して、保存、実行します。

結果:

「ハローワールド!」が表示されます。

 

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