オートメーション道場

RPAツール「Automation 360」(旧Automation Anywhere A2019) の使い方についてまとめていきます。

Pythonスクリプトを実行

Pythonスクリプトを実行

Automation Anywhere A2019でPythonを実行するにはPythonスクリプト」パッケージを使います。

目次

 

Pythonスクリプト」パッケージを使う方法

 Pythonスクリプトパッケージには「開く」「関数を実行」「スクリプトを実行」「閉じる」の4つのアクションが含まれています。これらを順番に配置し、コードのファイルまたは内容は「開く」で指定、「関数を実行」or「スクリプトを実行」を実行するタイミングで引数を指定して実行します。「閉じる」は最後に配置します。

PythonJavaScriptVBScriptと異なり、Windows に標準で実行環境がインストールされていないので、自分でインストールする必要があります。さまざまなディストリビューションがありますが、好みのものを入れてください。バージョンは2.x、3.xの両方に対応しています。

Windows 10 May 2019 Update以降では、コマンドラインで"Python"と打った場合、Python環境がインストールされていない場合はMicrosoft StoreにジャンプしてMicrosoft Store用のディストリビューションを簡単にインストールできるようになっています。

Pythonスクリプト : 開く」(Python script : Open) アクションの使い方

 Pythonスクリプトを開きます。

 

入力:

 フィールド名  型  説明

Python セッション
(Python session)

文字列   セッション名です。
Python
(Python)
選択肢

 「既存のファイルをインポート」or「手動インポート」

Python ファイル
(Python file)
ファイルパス 「既存のファイルをインポート」の場合:
Pythonコードの書かれた外部テキストファイルのパス。
ここにスクリプトを入力します
(Enter script here)
コード 「手動インポート」の場合:
Pythonコードを直接記載します。
Python ランタイム バージョン
(Python runtime version)
選択肢 「2」または「3」を選択。

 

Pythonスクリプト : 関数を実行」(Python script : Execute function) アクションの使い方

 Python関数を実行します。

 

入力:

 フィールド名  型  説明

Python セッション
(Python session)

文字列   セッション名です。
実行する関数の名前を入力します 
(Enter name of function to be executed)
文字列

 実行する関数名を指定。

関数への引数 (オプション)
(Arguments to the function (optional))
任意 関数に渡す引数。0個または1個の引数を渡す。複数の場合はリスト型変数を渡す。

出力:

 フィールド名  型  説明
出力を変数に代入 (オプション)
(Assign the output to variable (optional))
文字列 出力を格納する変数を指定 

 

Pythonスクリプト : スクリプトを実行」(Python script : Execute script) アクションの使い方

 Pythonスクリプトを実行します。

 

入力:

 フィールド名  型  説明

Python セッション
(Python session)

文字列   セッション名です。

出力:

 フィールド名  型  説明
出力を変数に代入 (オプション)
(Assign the output to variable (optional))
文字列 出力を格納する変数を指定 

 

Pythonスクリプト : 閉じる」(Python script : Close) アクションの使い方

 Python スクリプトの実行セッションを閉じます

 

入力:

 フィールド名  型  説明

Python セッション
(Python session)

文字列   閉じようとしているセッション名を指定します。

 

解法:

  1.  「Pythonスクリプト: 開く」アクションを配置します。
  2.  アクションの詳細パネルで以下を指定します。
  3. 保存します。
  4. Python: スクリプトを実行」アクションを配置し、保存します。
  5. Python: 閉じる」アクションを配置して、保存、実行します。

結果:

Hello World」が表示されます。

 

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