クラウドサンドボックス環境とは
クラウドサンドボックス環境と呼ばれる環境が、有料版向けにリリースされることが2月から予告されていましたが、A2019.20からいよいよリリースされます。この「クラウドサンドボックス環境」について、どういうものなのかを見てみましょう。
目次
クラウド環境で困ることとは
ここ10年ほどで、一般の企業でもシステム構築にクラウドが一般的に使われるようになってきました。クラウドは自社でインフラを管理する必要がないため、IT管理者が少ない中小企業でも気軽に導入できるのが利点です。一方、クラウドはベンダーの都合でアップデートされたりメンテナンスされたりするため、ある日ログインしたら画面が変わっていたり、機能が増えていたりしてびっくりすることもあります。RPAでも、同様のことが起こり得ます。
そこで、オートメーション・エニウェア社では、「クラウドサンドボックス環境」という別環境を正式リリースの数週間前に用意することで、本番環境に新しいリリースが展開される前に準備ができるようにする仕組みを開発しました。
クラウドサンドボックス環境で手に入るもの
- 正式リリースの数週間前 (3~4週間前) に新しいリリースが手に入る (本番環境とは別環境 (Sandbox SKU)をあらかじめ購入する必要あり)
- 新機能をテストしてボットの作動に変更すべき点をあらかじめ洗い出せる
- あらかじめ新しい環境をプレビューできる
- 正式リリースの展開計画をあらかじめ行うことができる。
対象環境と前提条件
- 本番環境とは別環境 (Sandbox SKU)をあらかじめ購入する必要あり
- この環境は、クラウド環境、クラウドイネーブルド環境が対象となります。RPA、Discovery Bot、AARI、Bot Insightの環境が対象になります。(IQ Botはまだ見たいです)
- オンプレミス環境、およびサードパーティによるオンプレミス環境のホスティングは対象になりません。
クラウドダッシュボードサイトで情報をゲット
2月にクラウドダッシュボードの使い方について記事を書きました。
現在、このサイトでは、クラウドに新しいリリースが展開される場合、48時間前に告知がされたり、発生中の重大なインシデントについての最新情報が得られたりするため、情報収集のために定期購読するとよいでしょう。メールで通知を受け取ることもできます。
status.automationanywhere.digital
クラウドサンドボックス環境についての追加情報はこちらの記事にまとまっています。(英語ですが)