オートメーション道場

RPAツール「Automation 360」(旧Automation Anywhere A2019) の使い方についてまとめていきます。

Bot Insight (分析) とIQ Bot (OCR)

 Bot Insight (分析) とIQ Bot (OCR)

Automation Anywhereの特徴として、RPA機能のほかに分析機能やAI-OCRのような機能をひとつのパッケージとして提供していることが挙げられます。多くの製品はRPA機能による画面操作の自動化機能単体のみを提供している中で、紙のデジタル化や自動化状況の分析も含んだ総合的な取り組みを1製品で出来ることは魅力的です。この記事では、分析機能「Bot Insight」とAI-OCRのような機能「IQ Bot」について詳細を見て行きます。

目次

 

分析機能「Bot Insight」

Bot InsightはRPAと一緒に組み合わせて使うことができる分析機能です。RPAにまつわるさまざまなデータを簡単にレポートでリアルタイムで表示させることができます。主に2つの使い方があります。

  • オペレーションダッシュボード: ロボットの実行環境のマシンの中にある、ロボットに関する情報、パフォーマンスの情報が表示されます。これらの情報を生産性の向上に役立て、ロボットの実行環境に関する対策を講じることが可能です。Botダッシュボード、監査ダッシュボードなどが利用できます。
  • ビジネスダッシュボード: ロボットが実行したシナリオに関するタグ付けした変数の総数、変数の内容に関する集計情報などが表示されます。分析パッケージと一緒に使います。

オペレーションダッシュボードの例

オペレーションダッシュボードの例

ビジネスダッシュボードの例

ビジネスダッシュボードの例

AI-OCR機能「IQ Bot」 

IQ BotはRPAとよく一緒に組み合わせられるAI-OCRのような製品です。通常のAI-OCRとは異なり、「ような」というのがポイントで、厳密に言うと横並びの製品ではありません。

一番大きな違いはOCRエンジン自体は提供せず、読み取り対象にあったOCRエンジンを使って、レイアウトや構造をAIで解析してビジネスユーザーが自分で読み取り精度を上げるフレームワークであることです。

文章だとちょっとわかりずらいので、一般のAI-OCRとIQ Botの違いを、図にしてみましょう。

一般のAI-OCRとIQ Botとの違い

一般のAI-OCRとIQ Botとの違い

より詳細な内容は、以下の記事を参照ください。

autodojo.hatenablog.com

 

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