Automation 360 v.22リリース情報 (Enterprise Edition)
Automation Anywhere A2019は2019年10月にリリースされてからほぼ毎月、新しいビルドがリリースされ続けています。米国時間9月15日にAutomation 360 v.22 Community Editionと、有料版のクラウドサンドボックス環境が、米国時間9月21日にEnterprise Cloudとオンプレミス版が出ました。今回は、Automation 360 v.22 Enterprise Edition/オンプレミス版の差分を見て行きましょう。
前回のAutomation 360 v.22 (Community Edition, Cloud Sandbox) のリリース情報
目次
Automation 360 v.22 のリリースノート情報
リリースノートは以下の場所にあります。が、英語です... 最新の情報はどうやら英語になってしまうようです。
この中から主なものを抜き出してみます。
尚、Community EditionやCloud Sandboxでも当てはまるものについては、前回のAutomation 360 v.22 (Community Edition, Cloud Sandbox) のリリース情報で触れていますので参照してください。
なお、v22は以下の過去3つの最新リリースからのアップグレードのみをサポートしています。
- v.21 (Builds 9664, 9642, 9595)
- v.20 (Build 8815)
- v.19 (Builds 8147, 8145, 8122, 8098)
事前ロードされたオフラインボットパッケージで帯域幅を節約
ローカルのボットパッケージは、ユーザー デバイス上でオフラインで 新しいフォルダー「AAPreloadedPackages」に保存されるようになりました。
例: C:\ProgramData\AutomationAnywhere\AAPreloadedPackages
強化されたネットワークセキュリティ制御
Control Room管理者は、ネットワークアクセスポイントをより細かく制御するために、Callback URLの一覧で特定の許可されたURLを設定および監査できるようになりました。
拡張プロキシサポート
ボットのビルドと実行に関する REST や SOAP パッケージなどのパッケージのプロキシ構成のサポートが強化されました。
Azure DevOpsクラウドGit へ接続
ボットとその依存ファイルをリモートの Azure DevOps クラウド Git リポジトリにチェックインできるようになりました。
Linux パッケージインストーラーでの ML サービスのサポート
Linux インストーラ パッケージの python パッケージが ML サービスをサポートするように更新されました。
Bot Storeでのローカルダウンロードのサポート
Control Roomをインターネットに接続できないユーザーは、ボットとパッケージを Bot Store から一旦ダウンロードし、Control Roomにインポートできるようになりました。
IQ Bot関係
標準フォームとIQ Bot Extractionパッケージの統合
標準フォームドキュメントからのデータ抽出に IQ Bot Extractionパッケージを使用できるようになりました。
IQ Botパッケージの外部プロキシサーバー設定のサポート
IQ Bot パッケージの[すべてのドキュメントをダウンロード] と[ドキュメントをアップロード] アクションで、外部プロキシ サーバーの設定がサポートされるようになりました。
IQ Bot Python library アップグレード
IQ Botで利用されるPythonライブラリがVersion 3.9.5 にアップグレードされました。
IQ Bot [Local Device] パッケージの廃止
IQ Bot [Local Device]パッケージが廃止され、IQ Bot Extractionパッケージに置き換わりました。
IQ Bot Extraction パッケージでの新OCRエンジンのサポート
Azure 2.0 / Google Vision API OCRエンジンが新たにサポートされました。
追記: AA de Knightでのオフィシャル解説
10月末に行われた技術者コミュニティイベント『AA de Knight #11』で、Automation 360 v.22の新機能に関する解説がAAのエンジニアから行われていました。
過去のリリース情報を追うには
また、以下の記事で過去のリリースノートの概要が見られるようです。
こちらの記事でも、過去のオフィシャルリリースノートが一覧になっています。